ジャムセッションに参加するには?

サックスサクソフォン)等、初めて楽器を手にする時、誰もがバンドに参加して演奏している自分の姿を思い浮かべるでしょう。どうせ楽器の練習に取り組むのなら、何時までも一人で練習し続けるのではなく何時かバンドで演奏してみたいですよね?そんな願いをかなえるチャンスとして、ジャムセッションはうってつけの場です。

ジャムセッションに参加するには?

しかしながら、皆さんの中には「自分なんてまだまだ・・」と、セッションへの参加に尻込みしている方もいらっしゃるのではないでしょうか?いえいえ、そんな心配は無用です!!特にジャズの場合、セッションは参加してナンボ!参加することで腕を磨くのが、ジャムセッションの意義なのですから・・。

 

そこで今回は、サックス、その他管楽器奏者としてジャムセッションに参加する際の、ほぼ唯一にして最大の秘訣を伝授しましょう(笑)それは、「楽曲のエンディングを提示できるようにしておく」事、これだけです!

 

ジャムセッションの際、他の楽器奏者が管楽器奏者に求めるのは、楽曲の進行を示す事、「仕切り」です。そう言うと、難しそうに感じるかもしれませんが、決してそんな事はありません。要するに、テーマメロディーをハッキリ演奏すること、これが管楽器奏者にとっての「仕切り」です。

 

特にジャズの場合、ピアノその他のリズム楽器奏者は、テーマメロディーを奏でる奏者の演奏を基準に、各々の演奏を組み立てていきます。だからこそ、メロディーがはっきりと提示されなければ、演奏に困ってしまうのです。

何時、どのように終わるのか?

ジャムセッション

通常、演奏スタート時は、誰かのカウントにリードされて、バンド全体がイントロもしくは、テーマメロディーへと導かれる事になります。これは、別に難しいことでも何でもありません。問題は、楽曲の終了時、エンディングです。

 

まず、演奏が終結に向かう、ラストテーマメロディーを何時演奏するのか、管楽器奏者はこれを判断する事になります。ラストテーマを始めれば終結に向かうしかなくなる為、この判断は意外に重要です。

 

ただバンド全体の演奏を聞いていれば、何となく他のメンバーがそろそろ終結に向かおうとしているように感じるはずです。その感覚に素直に従い、メロディーの演奏を始めればよいでしょう。ただし、特にメロディーの始めの音は「ハッキリと」発音してください。発音があいまいだと、皆が混乱してしまいます(笑 )

 

そして、最大の問題は、演奏の最後の最後、いわゆる「コーダ部分」をどうするのか、という点です。ジャムセッションの時には、事前にアレンジ(編曲)を用意しておく事はまずありえないので、その場で適切なコーダ演奏を提示しなければなりません。

エンディングのバリエイションを!

ここで、大切なのは、創造的で凝ったコーダ演奏を、なんて考えない事です。ジャズ演奏に取り組む者が世界中で共有している、「ありがちな」フレージングをいくつか用意しておくこと、これが最大のポイントなのです!大切なのは、自然に演奏を終結させる事であって、ここは冒険する所ではありません。そう考えれば、いくつかのよくありがちな、エンディングパターンを憶えておけば十分だという事になります。

 

そして、初めてジャムセッションに参加したいという場合でも、とりあえず一曲だけは何とか吹けるようにしておき、合わせてその楽曲に似合うエンディングのパターンも練習しておけば、それで全然OKです。十分に参加できます! これくらいならば、少しだけ頑張って練習すれば、ジャムセッションに参加できそうに思えませんか?是非、勇気を出して参加してみてください。楽しいですよ~!