趣味は何かありますか?と尋ねられた場合、今の私、鈴木学なら何の迷いもなく「写真撮影」と答えます。この趣味に取り組んでから、間もなくちょうど丸2年となるのですが、それ以前の事を思い返してみると、趣味らしい趣味は無かったように思います。実質的に、教室と自宅を往復するだけの毎日でした。
それが今では、ほぼ毎日のように写真撮影に出かけ、一日100ショット以上は撮っています。もう完全に生活の一部となっている感じです。決して大げさではなく、人生が変わりました。より美しい写真を撮る事を目指し、日々試行錯誤を重ねるのが、楽しくて仕方がありません。
趣味とは何?
私にとって、サックス(サクソフォン)演奏は、趣味ではなく仕事ですから、40歳代半ば過ぎにして、初めて生活の中で趣味を持つことの意味、意義が理解できました。そして鈴木サキソフォンスクールの門をたたく、生徒さんの気持ちの理解も深まりました。
だからこそ、より多くの皆様に趣味を持つ事、例えばサックス演奏、音楽に取り組む事をお勧めしたいのです。というのも、様々な方にお話を伺ってみると、意外なほど本当の意味での「趣味」を持っている方は少ないからです。
例えば、履歴書に趣味として記載されることの多い「読書」「音楽鑑賞」「旅行」は、趣味というよりはどちらかと言えば、「娯楽」と言うべきでしょう。この趣味と娯楽について、どちらも楽しさを求める行為である事は変わりありません。その違いについて、どちらかと言えば能動的に、クリエイティブに何かを生み出そうとする行為が趣味、受動的にサービスを受け取るのが娯楽、と分類するのがよろしいかと思います。
ちなみに、アウトドア系についても、能動的であるか受動的であるかが、趣味と娯楽の分類の基準でしょう(アウトドア系の場合、娯楽というよりはレジャーと表現したほうがよりしっくりします)。
趣味を持ちましょう!
もちろん、娯楽やレジャーは大切な時間の過ごし方だと思います。余暇の時間に娯楽を楽しむ事を、非難するつもりは毛頭ありません。人間、そういった時間が無ければ、生きていけないです。私自身、写真撮影に取り組む前は、余暇の時間は娯楽に費やしていました。
それにプラスして、よりクリエイティブな趣味に挑戦するのは如何でしょうか?カメラ、美術、陶芸、書道等々、芸術的な趣味・・、その中でも音楽、楽器演奏はとても奥深く、一生の間付き合える素晴らしい趣味です。確実にあなたの人生を豊かにすることでしょう。加えて、お仕事にも良い影響が出てくるはずです。私自身、写真に取り組み始めてから、確実に音楽、ジャズに対する意識が変わりました。もちろん良い方向にですよ!
読書、映画鑑賞、時にはゲーム等々、娯楽の時間は良いものです。それでも、それは外部から与えられたものです。それに対して、自ら何かを生み出す趣味を持つことは、確かにハードル、敷居が高く感じられるかもしれません。それでも、是非挑戦していただきたいのです。人生を楽しみましょう!