「チューナーを見ないとピッチが分かりません」
このように訴える生徒がいる
確かにいつも、目の前にチューナーを置き
常にメーターの表示を目で確認しているようだ
しかし、電子チューナーが一般に普及したのは、それほど昔の話ではない
私の実感として、今から35年前後くらいから、皆が当たり前のように使い始めたように思う
それ以前は、音叉や生のピアノの音を聴いて音程を確認するのが当たり前だった
冒頭の生徒は、その当時の環境だったら、演奏することが不可能だというのだろうか?
なまじっか便利な道具が存在するから、人間は楽をしようとする
その結果、本来身に付くはずの能力が身に付かないとしたら・・
便利さ、文明は罪なもの・・、
そう思いませんか?