毎年恒例、鈴木サキソフォンスクール夏の名物「スクール合宿」が今年、2018年も無事に終了しました。今年は当初、15名以上の生徒さんの参加を見込んでいたのですが、残念ながらやむを得ない事情によるキャンセルが続いたため、昨年と同様12名の生徒さんにご参加いただく事となりました。
サックス(サクソフォン)コース、ジャズボーカルコース、12名の参加者に対して、講師陣はスクール代表鈴木学、ボーカル講師鈴木智香子に加えて、プロのピアニスト、ベーシスト、ドラマーという総勢5名が帯同するという、生徒さんにとっては極めて濃密な豪華な合宿になったことと思います。
幸い天候も良く、交通事情も良好で、順調な行程の旅行になりました。
合宿の一食目は例年通り、諏訪インター降りてすぐの「おぎのや」名物の釜めしです。毎年合宿に参加いただいている皆さんにとっては、お馴染みの味となっています・
もうかれこれ10年間お世話になっている合宿地「ペンション森の音楽家」さんにに到着後、すぐに練習に取り掛かりました。今回は主に二手に分かれてジャズ演奏に取り組みました。
一組はサックス8名+ピアノトリオによる大合奏です。この合宿のために鈴木が書き下ろした、オリジナルの楽曲の演奏に取り組みます。まずは楽譜の譜読みからスタート!
もう一組はボーカルコースの生徒さん2名と、ジャズアドリブに取り組むサックスの生徒さん2名で練習に取り組みました。ボーカリストはいかに生きた音楽としてその瞬間に音楽を創り上げるか?そしてサックス吹きはそんなボーカルの旋律にどのように絡んでいくべきか?講師陣の解説を参考にしつつ、じっくりと時間をかけて向き合いました。
練習の後はお待ちかね、高原のペンションのテラスでバーベキューです!毎年美味しいのですが、今年は特に上質なお肉が手配できたとの事、極上の牛肉にビールが進みまくりました!
ビールの消費量の増加と共に、高原の夜は更けていきます。今年から、ペンションの向かいのレストランで、公開ジャムセッション演奏を企画しました。そしてなんと!縁があって近隣に滞在中(普段は京都在住)のジャズ尺八奏者に演奏に加わっていただきました。鈴木学のフルートとのバトルが実に新鮮で、非常に興味深い音楽ができました。非常に楽しかったです!
2日目もバッチリと好天に恵まれました。一日目からの練習を引き継ぎ、午前中の最後にはプチ発表会となります。私が合宿のために作成した楽曲は、あえてタイトルを付けず、合宿中に生徒さんと共に考えることとしていたのですが、夕食のバーベキュー中に牛肉を食べまくっていた生徒さん(女性)の顔を見た瞬間、曲名が決まりました。「肉と酒のブルース」となりました。
昨年の合宿に続き、今回の合宿でも生徒さんは非常に良い演奏を聞かせてくださいました。サックス大合奏、そしてボーカル+サックスの絡み、共に合宿前と比較すれば非常に大きな成果を得られたことと思います。
ペンションを後にし、昼食会場である下諏訪「食祭館」に向かいました。事前にメニューを選ぶ際、コストパフォーマンスの面からすき焼き鍋御膳をチョイスしたのですが、前日から肉が続く事となってしまう為、皆さん、食べられるだろうか若干心配していたのですが、・・完全なる杞憂でした。
その後、駒ケ根の「マルス信州蒸溜所」に立ち寄り、工場見学、ウィスキーの試飲を楽しみました。一部生徒の周囲のみ、完全に居酒屋化していたようですが・・。
昨年も同様だったのですが、やはり少人数の合宿は良いですね。一人一人の生徒さんとしっかりコミュニケーションが取れるので、非常に充実した時間になるように思えました。また来年も今年の成果を踏まえ、魅力的な合宿を企画していくよう頑張ります!
2日間帯同してくださったプロミュージシャンのお三方、本当にありがとうございました。そして御参加いただいた生徒さん方、ありがとうございました。これからも引き続き、音楽を楽しんでいきましょうね!