Venovaの教則ビデオを無料公開しました!

2017年に、ヤマハから発売されたカジュアル管楽器、Venovaヴェノーヴァ)は、発売当時大きな話題となり、一時期品薄となるほどのヒットとなりました。そしてその後も、当初ほどではないにしろ、順調に普及が続いているようです。

ヴェノーヴァは難しい

私、鈴木学にとって、このようなカジュアル管楽器の普及が進み、楽器演奏人口が増加していくのはたいへん好ましい事です。その為に一冊の本まで書いたくらいですから...。より多くの人々が、普段から音楽、楽器演奏に親しむ社会、それを目指して起業(株式会社マナブミュージック)もしました。

しかしながらそんな私にとって、Venovaの普及は喜ばしい事であると同時に、大きな懸念材料となっていました。以前のブログで解説した通り、実はこのVenova(ヴェノーヴァ)、大変に演奏が難しいのです。ハッキリ言って、サックス(サクソフォン)よりも、ヴェノーヴァの方が演奏はずっと難しいです。これは明確に断言できます!

にもかかわらず普及が進んでいく...。その結果、大量のVenova挫折者を生み出してしまうのではないか?せっかく楽器を手にしたのに、その演奏の難しさから、練習を続けるのを断念してしまい、その体験から、ヴェノーヴァ以外のあらゆる楽器に対して、苦手意識を持ったまま、楽器に近寄らなくなってしまう人が大量に増加...。なんて事態にだけは、絶対陥ってほしくないと、私は考えました。

せっかくヴェノーヴァを手にした人達のために、微力ながらお役に立ちたい。演奏を楽しんでいただきたい。純粋にそのように考え、この度、Venova(ヴェノーヴァ)の教則ビデオを作成、そして無料公開することとしました。まあ、映像での一方的な解説ですから、対面でのレッスンほどは詳しく解説できませんが、それでも、ヤマハから発売されているヴェノーヴァの教則本の補助の役割として位ならば、十分な内容になったと思います。

サックス、クラ経験者にとってのヴェノーヴァ

ヴェノーヴァを入手された方の中には、サックス(サクソフォン)、クラリネットの経験者、もしくは今現在、取り組んでいる方も多いことと察します。こういった方々が初めてヴェノーヴァを吹いた際、恐らく発音自体は容易だと思います。しかしながら、運指表どおりに指を置いても音程が変わってくれないことに面食らうはずです。その秘密について、ビデオで解説しました。実は、サックス、クラ経験者がヴェノーバに取り組む場合の最大のコツは「サックス、クラとヴェノーヴァは別の楽器」だと考えることなのです。

楽器初心者さんにとってのヴェノーヴァ

生まれて初めての楽器としてヴェノーヴァを手にしたという皆さん、すぐに音が出せなかったり、音が安定しなかったりしても、決して残念に思ったり、落ち込んだりしないでください。あなただけではありません。皆一緒なのです!

例えば、サックスならば音が安定して奏でられるようになるには、数カ月の練習期間を要します。ヴェノーヴァは、サックスと同様の発音機構を備えた楽器ですから、発音が安定するのに、サックスと同程度の期間を要するのは極めて自然なことなのです。我慢強く練習を重ねれば、その内に魅力的な音色を奏でられるようになります。「継続は力なり」、是非頑張ってください!

ヴェノーヴァレッスン、承ります!

ヤマハから発売されている教則本「はじめてのVenova」、そして補助として上記教則ビデオを参考にしていただき、ある程度の期間、練習を積み重ねて下されば、誰でもVenovaの演奏はできるようになると思います。この楽器はもともと、派手に動き回るような技術的に高度な楽曲を演奏するのには、それほど適していません。素朴な美しいメロディーを、ヴェノーヴァならではの哀愁味のある音色で奏でられたら、本当に良い気分になれますよ!

しばらく練習を重ねても、なかなか成果が得られない場合、もしも東海三県にお住まいの方であれば、鈴木サキソフォンスクール「ヴェノーヴァレッスン」の受講を検討ください。思うように上達できない場合、その原因を自ら探り当て対策するには、非常に高度なスキルが求められます。是非、ワタクシにお任せください。お問い合わせをお待ちしています。演奏を楽しみましょう!!

ヴェノーヴァのご購入は↑から
ヴェノーヴァのご購入は↑から